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　みなさん、立教185年・令和４年・西暦2022年の新春、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

　　　

　今日は３学期の始業式と、週に一度の学校参拝の日が重なりました。こうして１年の始まりを本部神殿で迎え、天中の職員生徒一同が揃って親神様・教祖にご挨拶しスタートできたことをとても嬉しく感じます。

　先ほどは、本部神殿で無事に迎えることができたお礼と、今年も皆が「勇み心」と「一手一つの心」で頑張らせていただくことをお誓い申し上げました。そして、天中生皆の３学期と今年１年の無事をお願いさせていただきました。

　　　

　さて、今年の干支は、十二支の三番目「とら（寅）」年です。皆さんは「とら」と言えばどんなとらをイメージしますか…？

　　　

◆ディズニーのくまのプーさんに登場するティガーでしょうか？

◆こどもチャレンジのキャラクター、しましまのしまじろうでしょうか？

◆それとも50年以上も前の人気漫画、タイガーマスクでしょうか？

　　　

　「とら」というのは正義感が強く、たとえ逆境にあっても立ち向かう強さをもった動物です。そして、家族思いで困っている相手を放っておけない優しい一面も兼ね備えているそうです。

　このことから今年はとら年にあやかって、どんなことにも力強く立ち向い、また皆から信頼の得られる正義感の強いリーダー性を発揮してほしと思います。そして、周囲の困っている人に手を差しのべる優しさも発揮してほしいと思います。

　一方で正義感が強いあまり、また自分が正しいと思い過ぎるのか、がんこで柔軟性に欠けるところがたまにキズです。周囲の人の意見を聞くことも忘れず歩みましょう。

　　　

　終業式の時に池本先生から、一年の計画を元旦に立てるということで「一年の計は元旦にあり！！」とお話がありました。今年の計画・目標は立てられていますか？

　３年生の皆さんは、いよいよ高校入試まで日程が迫ってきました。とらのように、各自の目標達成に向けて力強くすすんでください。

　１・２年生の皆さんは、各自の定めた目標に力強く立ち向かい、リーダー性を身につけられるよう、仲間と共に励まし合い、一手一つの心を大切にして歩んでください。

　　　

　　　

　次はコロナの感染についてですが、去年の終わりから「デルタ株」から「オミクロン株」へと変化し拡大しています。ヨーロッパ各国では一日に何十万人、アメリカでは百万人を超えるという爆発的な感染拡大のニュースも知っているでしょう。

　日本でも東京や大阪周辺の都市部を中心に、各地に拡がりはじめました。沖縄では昨日981人の感染者というニュースがありました。私たち周辺もいよいよオミクロン株の感染が近くに迫ってきました。

　　　

　今日から始まる３学期も、去年と同様に一人一人が自覚した行動をとって生活しなければなりません。何も考えず自分は関係ないという行動をとっていると、皆が大変なことになってしまいます。引き続き感染対策をとった生活を心がけ、他の人に迷惑をかけないようにしましょう。

　　　

◆電車通学の人、電車内ではマスクをつけて、友だちと大きな声で話をしないよう、マナーを守りましょう。

◆また、学校生活でも、マスクをつけ、休み時間も大きな声で叫んだりしないようにしましょう。

◆手を洗うことや手の消毒、密にならないようにソーシャルデイスタンスも心がけましょう。

◆食事中は会話を慎み、静かに食事しましょう。

◆体調の悪い時、また発熱や咳が出るなど症状の時は、早めに申し出て相談をしましょう。

　　　

　こうした心がけは、自分を守ることになります。自分を守る行動、友だちを守る行動ができるよう、皆さんの協力をお願いします。

　　　

　１月は、天中入試があります。天中を目指す受験生が、無事に受験できるように協力をお願いします。２月・３月は、高校入試です。３年生全員が、無事に目指すところの受験ができるよう皆でお願いしましょう。

　金曜日の学校参拝も、コロナ感染によってはできなくなるかもしれません。皆でできる時に、感染拡大の終息のお願いと、重症化とならないよう皆でお願いさせていただきましょう。

　　　

　今年も一年、「一生懸命の心」と「生活の基礎基本を身につけること」を大切に生活してくれることを期待し、始業式の挨拶を終わります。

　　　

　　　

　　　

保護者の皆様へ

　　　

　立教185年、令和４年の新春、明けましておめでとうございます。

　　　　

　昨年中は制限を余儀なくされた教育活動の中を、本校教育の上にご理解とご協力を賜り誠にありがとうございました。本年も、教職員一同、勇み心と一手一つの心を以て、「人材育成」の大きな使命を果たせるよう頑張る所存でございます。

　　　　

　昨年末から、次の感染拡大のニュースが気になるところですが、保護者の皆様には、変わらぬお力添えとご協力を賜りますようお願い申し上げます。

　　　

　よく３学期のことを、１月は「行く」、２月は「逃げる」、３月は「去る」と、慌ただしく日が過ぎゆくことを申しまが、寅年のトラにあやかり、持ち前のチャレンジ精神で、失敗を恐れることなく成果につなげられるようすすんで参りたいと思います。

　　　

　どうか本年もよろしくお願い申し上げます。

　　　　

天理中学校

校長　　島 幹典