4/6(木) 退任の挨拶 2023年04月06日(木) |新着順|校長室より| この3月をもって、天理中学校の学校長を退任することになりました。 平成28年、教祖130年祭がつとめられた年の4月に学校長に就任し、7年間つとめさせていただきました。親神様・教祖の温かい深いご守護に心から感謝申し上げますとともに、お力添えをいただきました方々にお礼申し上げたいと存じます。 さて、天中での26年間の教員生活を振り返りますと、楽しい思い出ばかりが思いだされます。 宗教科の授業はもちろんですが、何といっても、天中ならではのイキイキとした学校行事の数々です。 挙げればきりはありませんが、先ず1学期の宿泊を伴った3学年の行事。1年生では、不安と楽しみが織り交ざった、初々しい新入生の当初教育合宿。2年生では、火水風のご守護を体感し、テントで過ごした「さんさいの里」での野外活動錬成会。そして3年生の楽しみの修学旅行。いつでもどこでも、道の子らしいさわやかな態度が素晴らしかったです。 また、2学期になりますと、3年生を中心に一致団結して取り組む運動会や、クラスで一手一つに合唱する音楽会は、全校で作り上げる晴らしい行事です。先生方も生徒も一生懸命に、生徒の皆さんの真剣な眼差しと、はち切れんばかりの笑顔は日本一の瞬間でした。 そして3学期、たくさんの来賓の先生方に見守られ、この講堂一杯に関係者で埋め尽くされ挙行される卒業式。たくさんの思い出を胸に別れを惜しみ、涙して卒業する姿が忘れられません。 しかし、3年前の新型コロナウイルス感染の影響のため、したくても出来なかったことや、出来ても止む無く制限を加えて実施しなければなりませんでした。 そのことを考えますと、今年からは、もう一度新たな天中を築き上げていくことになると思っています。 私は、天中に来られたお客様から「きれいな学校ですね」とか、「あいさつが気持ちいいですね」と、褒めてもらうことが何度もありました。 皆さん方には、こうした天中の良き伝統を受け継ぐとともに、新たに着任されます西浦校長先生を中心に、「勇み心」と「一手一つの心」を以って、新たな課題を克服し、更に伝統を積み重ねてくれますことをお願いして、終わりの挨拶とさせていただきます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 保護者の皆様へ 保護者の皆さまには長い間お力添えを賜りまして心より御礼申し上げます。 教祖100年祭の昭和61年から天理高校で11年間、令和9年からは天理中学校で26年間、今日に至るまで長い間つとめさせていただきました。自分の天理高校生の3年間や、本部勤務の5年間を合わせますと、都合45年間も「おぢば」でお育ていただいたことになります。 「何と幸せな『おぢば』での生活だったのだろう」とつくづく感じております。これも親神様・教祖のご守護は申すまでもなく、多くの方々に支えていただいたお陰と、心から感謝申し上げる次第です。本当にありがとうございました。 最後に、保護者の皆さまには、今までと同様にお力添えをお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝をお祈り申し上げ、退任の挨拶とさせていただきます。 天 理 中 学 校前校長 島 幹典 « 前のページ3/24(金)修了式次のページ »4/6(木) 着任の挨拶